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第78回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)の代表校が決定し4日が経過。そろそろ各メディアの報道も落ち着いた時期ではあるが、念願の八重山商工の選抜出場である。ここはしつこく八重山商工を取り上げたい。


■昨秋の九州大会での八重山商工の戦績

1回戦(10月29日)
福岡大大濠  000 000 20   2    
八重山商工  010 004 32× 10

(8回コールド)

2回戦(10月30日)
ルーテル学院 100 001 001  3
八重山商工  010 003 31×  8


準々決勝(10月31日)
明   豊  102 000 000 000  3
八重山商工  000 100 002 001× 4

(延長12回)

準決勝(11月2日)
八重山商工  000 130 000  4
延岡学園   000 001 000  1


決勝(11月3日)
清   峰  200 500 000  7
八重山商工  000 002 000  2



九州地区の選抜出場一般選考枠は例年4校のため、九州大会で準決勝に進出することが選抜出場への大きな目安となっている。
この九州大会での八重山商工の最大の正念場は、準々決勝の明豊戦であった。勝てば準決勝進出となり選抜当確ラインに達する重要な試合である。

高校野球にかかわらず、負けたら終わりのトーナメントでは必ずといっていいほど流れがきていない試合がある。そこでしのいで勝てるか、それとも流れに逆らえず負けてしまうか、上にいけるチームとそうでないチームの分岐点がそこにある。

準々決勝は、まさに明豊の流れの試合だった。
序盤に先制され、前2試合好調だった打線も沈黙。3−1と劣勢のまま試合は終盤へと進む。

誰もがそのまま終わってしまうのかと思いかけていた8回表に驚くべきことが起こった。それまでファーストを守っていた大嶺の登板である。
これまで、夏の県大会、新人戦、九州大会予選、九州大会と封印してきた大嶺をついにマウンドに上げたのだ。しかも、3−1と劣勢のなかでの登板である。

昨年春に故障し久しく公式戦の登板から遠ざかっていた大嶺。間に合うかと不安視されながら臨んだ九州大会でも伊志嶺監督は、大嶺を使わずここまで勝ち上がってきた。

その伊志嶺監督が、あえて劣勢のなかで大嶺を登板させたのだ。
八重山商工の選手たちが誰よりもエース大嶺の登板を心待ちにしているということを、最もよく知る伊志嶺監督ならではのさい配である。

その大嶺のピッチングも圧巻だった。復活を思わせる快速球で三者連続三振にきってとり、球場全体の空気を変えた。
待ちに待った大嶺が投げているのである。それで八重山商工の選手たちが勢いづかないはずはなかった。続く9回裏に八重山商工は同点に追いつき延長戦の末のサヨナラ勝ちである。

選手たちの気持ちを引き出すと同時に流れを引き寄せた伊志嶺監督の好さい配が、選抜出場への最大の正念場ともいえる試合で光った一戦であった。

伊志嶺監督の期待に応え、8回から12回までの5イニングをノーヒットに抑えた大嶺もさすがである。同点に追いついてからは負けを予想させない大嶺の奪三振ショーであった。

昨夏、八重山商工は埼玉の浦和学院に出向き合同で合宿をした。メニューが終了しチームが八重山に戻っても、大嶺は一人残って黙々と走り込みを続けた。その成果が出たのだろう。

準決勝の延岡学園戦でも大嶺は登板した。
準々決勝のシチュエーションとは違い、4−1でリードした9回裏の最後の守りでである。

準々決勝での復活が知れわたり、観客もそれを期待していた。大嶺への投手交代が告げられると、球場全体の盛り上がりは最高潮に達した。バックネット裏からも『大嶺がんばれ!』『大嶺おさえろ!』との声援が飛ぶほどである。
この試合でも大嶺は1イニング三人の打者に対し三振2個を奪い、まったく危なげのないピッチングであった。

続く決勝の清峰戦でも途中から登板し無失点に抑えた大嶺。
3月23日の選抜までに、先発できるくらいにまで回復していると八重山商工としては心強い。

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