第88回全国高校野球選手権大会8日目第4試合でのひとコマ。
8回から登板した八重山商工・大嶺が、9回に連続四球で1死一、二塁とピンチを招いた場面での出来事だ。わざわざタイムをとり監督が走らせた伝令の内容は『死ね』。

大嶺に「死ね」とゲキ/夏の甲子園 - 第88回全国高校野球選手権 : nikkansports.com
9回1死一、二塁のピンチでむだな四死球をだした大嶺に伊志嶺監督は伝令を送り出す。「お前は死ね」。いつもながら強烈な愛のムチを送った。

不利な流れを断ち切ろうとタイムをとり伝令を走らせる。高校野球ではしばしば目にする場面だ。ここぞというときに使う。直接監督が指示を与えられないので、その内容は技術的なことよりもメンタル的なものであったり、間をとろうとするために使われるのがほとんどだ。

八重山商工の勝利目前の9回表の守備、1死一、二塁のピンチの場面でタイムがかかった。そこで大嶺に伝えられた伊志嶺監督からの伝令は『死ね』。

初戦でのふがいなさは、大嶺自身が最も感じているはずだ。ピッチングのみならず守備でも足を引っ張り、あわや初戦敗退という危機を作り出した張本人は、汚名挽回を誓っての8回からのマウンド。三者三振にきってとり上々のスタートも続く9回には連続四球と、大嶺は『まずい』と思っていたにちがいない。

そこへきて、動揺しているのを見透かしたかのようなタイミングでの伝令。普通の高校野球の監督なら
『打たれてもいいから真ん中に投げろ』
『落ち着け』
といった感じの指示だろう。

ところが伊志嶺監督からの指示は・・・
動揺しているところへきて、さらに奈落の底に突き落とすかのような伝令。続く打者には三塁打を打たれたが、よくぞ後続を断ち切れたものだ。

伝令に走らされる選手もたまったもんじゃない。マウンドで輪になっている仲間のなかに走りよって
『死ね』
と、伝えるのだから。

ゲキ?愛のムチ?私には理解できそうもないが、あの場面、八重山商工の選手たちにしかわからない伊志嶺監督流のメッセージが伝わっていたのだろう。

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