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9月15日糸満市西崎球場の第一試合で、1回戦屈指の好カード八重山対糸満の試合が行われた。この両校は8月の新人中央大会でともにベスト8に残っており、好勝負が期待された。

昨夜の台風による影響を心配していたが、よほど水はけがいいグラウンドなのだろう。台風直後とは思えないほどきれいに整備されていた。それと、晴天とまではいかないものの天候も回復。予定どおり午前9時に試合は始まった。

糸満・山城投手八重山・棚原投手

糸満の先発は山城。がっちりした体格で力のあるストレートを投げ込む。投げるたびに『ヨッシャー』と声をだし、気合十分。6回まで八重山打線を4安打に抑え得点を許さない。

八重山の先発は横手投げの棚原。アンダーハンドで投げたりスリークォーター気味に投げたりと、投球ごとに投法を変える。初回に先制を許すが、小禄に代わる7回途中まで5安打2失点と糸満打線の目先をかわすピッチングで踏ん張った。
八重山・小禄投手三塁打を放った八重山・山城選手

明暗を分けたのは、守備の差だった。
7回表糸満は先頭打者が左越え二塁打で無死二塁とし、一塁前への送りバント。何でもないプレイであったがファーストが一塁へ悪送球。二塁走者が生還し3−0。

7回裏に右中間を深々と破る山城の三塁打で3−2と1点差に詰め寄った八重山であったが、続く8回表も失策絡みで失点。二死二塁から平凡な当たりのサードゴロを一塁へ悪送球。後続打者にヒットを打たれ点を失った。

9回も無死からレフト前の単打をレフトがトンネル。無死三塁とピンチを広げ失点。
終盤の失策がすべて失点に結びついてしまった八重山。最終回は二死満塁とし意地をみせたが、最後は浅い飛球をライトに好捕され試合終了。

戦力は拮抗していただけに、ミスによる八重山の敗退は非常に残念。
八重山は、先日の興南同様大事なところでの失策が致命傷となった。

勝った糸満は、2回戦でシード校の宮古と対戦する。

糸  満 100 010 111 5
八重山 000 000 200 2

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